使用ツール: Tripo AI(3D生成)、Mixamo(自動リギング)、 Cascadeur(物理ベースアニメーション)、Blender(最終アセンブリ)。
1プリプロダクションとコンセプト
Blenderを開く前に、雰囲気を決めるためのコンセプトアートを生成します。 また、GeminiまたはChatGPTを使って3Dジェネレーター向けのプロンプトを 最適化し、クリーンな背景の「Tポーズ」キャラクターが得られるようにします。
ステップ1:テキストから画像生成ツールでビジュアルスタイルを確定。これがモデリングの設計図になります。プロのアドバイス: キャラクターをリギングする予定なら、プロンプトに必ず "T-pose"または"A-pose"を含めてください。これにより自動リギングのプロセスがはるかにスムーズになります。
23Dアセットの生成
キャラクターモデルにはTripo AIを使用しました。ポイントは、 すぐに映画品質の完成アセットを期待するのではなく、後でリファインできるしっかりしたベースメッシュを得ることです。
ベースメッシュの生成。リギング対応にするため「T-pose」キーワードを使用しました。結果:エクスポート準備が整ったクリーンな3Dキャラクターモデル。
3Mixamoによる自動リギング
リギングは手間のかかる作業です。これを高速化するため、モデルをFBXで エクスポートし、Mixamoにアップロードしました。 すべてのボーンを手動でウェイトペイントする代わりに、MixamoのAI自動リガーが作業の90%を行ってくれます。
標準マーカー(あご、手首、膝)を配置すると、Mixamoが自動的にスケルトンを計算します。自動リギングプロセスは約2分で完了します。時間の節約: キャラクターの手動リギングには通常2-4時間かかります。 Mixamoなら5分もかかりません。
4Cascadeurによる高度なアニメーション
基本的な動きにはMixamoのアニメーションで十分です。しかし映像作品には、カスタムの演技が必要です。 リグ付きキャラクターをCascadeurに取り込みました。CascadeurはAIアシスト物理を使用して、 動きに重みと運動量を持たせます。
Cascadeurにリグをインポート。AIが重心を自動的に分析します。Cascadeurの"Auto-Physics"ツールを使用しました。 下のスクリーンショットの緑色の軌跡線に注目してください — これは重心を視覚化しています。 AIが手動のキーフレームを補正し、キャラクターが浮いているように見えるのを防ぎます。
Auto-Physicsを使用してモーションカーブを滑らかにし、リアルな重力を追加。なぜCascadeurなのか? 従来のキーフレームアニメーションとは異なり、Cascadeurは物理を理解しています。 キャラクターのバランスを自動的に取り、二次的な動きを追加し、 アニメーションのリアリズムを台無しにする「浮遊感」のある動きを防止します。
5Blenderでの最終アセンブリ
最後に、ベイクしたアニメーションをBlenderにエクスポートし、 最終ショットを仕上げました。ここでは、元のコンセプトアートに合わせたライティングとマテリアルをセットアップしています。
Blenderでの最終アセンブリ。AIパイプラインにより、モデリングとリギングで約15時間を節約できました。
所要時間の内訳と結果
従来のパイプライン
20時間以上
モデリング、スカルプト、リトポロジー、リギング、ウェイトペイント、アニメーション
AIアシストパイプライン
約5時間
コンセプト、生成、自動リギング、物理アニメーション、最終アセンブリ
このワークフローはアーティストの代替ではなく、 イテレーションの加速を目的としています。 以前なら1体のモデリングにかかっていた時間で、今では10種類のキャラクターデザインを試すことができます。
重要なポイント:AIツールは、1つのツールにすべてを任せるのではなく、 特定のタスクごとに連携させることで最大の効果を発揮します。 このパイプラインの各ツールは、それぞれ1つのことに特化しています。